コーヒー関連商品価格訂正のお知らせ

大変心苦しいお知らせでではございますが、4月より一部コーヒー関連商品の価格を改定させていただくことになりました。

厳しいです・・・コーヒー豆の原材料の高騰が止まりません。

そもそも何でこんなことになっているのか・・・・

1、気候変動の影響

コーヒーの主な生産地であるブラジル、コロンビア、ベトナム、グアテマラなどでは異常気象(霜害、干ばつ、洪水など)が増えていて、収穫量が減少。その結果、供給が少なくなり、価格が上昇している。

2、生産コストの上昇

燃料費や輸送費の高騰→船便、航空便のコストが上がり、豆を運ぶコストが増加。

人件費の高騰→収穫を収穫を担う労働者の賃金が上がり、全体のコストが増えている。

肥料や農薬の値上がり→コーヒー栽培に必要な資材の価格が上昇。

3、主要生産国に様々な問題がある

ブラジル→世界最大のコーヒー生産国だけど、2024年には干ばつの影響で生産量が減少  (とにかく暑い!)。

ベトナム→エルニーニョの影響で干ばつに見舞われている(こちらも暑い!)。

コロンビア→雨が多すぎて、コーヒーの品質に影響。

グアテマラ→収穫期に雨が降り続き、コーヒーの実が落ちてしまう。その後気温が上がらず、収穫量が減少。

エチオピア→政情不安が続き、輸出がスムーズに行かない。

4、投機資金の流入

コーヒー豆が投資対象になっていて、価格が上がると投機マネーが流れ込み、さらに価格を押し上げる。コーヒー豆の先物価格、2025年2月には2024年1月に比べ約2,2倍の上昇。

5、円安の影響

コーヒー豆はドルで取引。輸送費、燃料費もドル建て。為替の影響だけで約36%値上がり(110円→150円の場合)。

6、コーヒーを飲む国が増えた

昔は欧米や日本が主な消費国だったけれど、最近は新興国でもコーヒーの人気が急上昇!中国、インド、東南アジア(インドネシア、ベトナム、タイ、フィリピンなど)、中東、アフリカのどなど。世界全体のコーヒー消費量が急増したため、供給が追いつかず、価格が上昇。高品質なスペシャルティーコーヒーの争奪戦になっている(ある時に買わないと、二度と手に入らない)。

色々と書きましたが、コーヒーは妥協することなく、本当に良いものを作っていきますので、これからも「とよとみ珈琲」をよろしくお願いいたします。